股関節は大腿骨と骨盤により形成された人体最大の関節です。上体を支えているため負担もかかりやすく、普通に歩くだけでも体重の３～４倍かかると言われています。それゆえにトラブルも起こりやすく、

厚生労働省の調査によると股関節の痛みは、高齢者が将来的に要介護になってしまう大きな要因の一つとされています。

ひとことで股関節痛と言っても年代や原因により様々ですが、変形性股関節症が圧倒的に一番多く、次いでスポーツによる外傷が多いです。また、生まれつき大腿骨がはまり込むための骨盤部が小さい「寛骨臼蓋形成不全」という病気の場合、２０代以下の若年でも痛みが出る場合があります。

□変形性股関節症（最も多いトラブル）

変形性股関節症とは、股関節のクッションの役割をしている軟骨が少しずつすり減り、関節内に炎症が起きたり、関節が変形して股関節の痛みや機能障害が生じる疾患です。４０～５０代の女性に多いとされています。

※詳しくは変形性股関節症のページをご覧ください。

□スポーツなどによる筋肉の損傷

野球・サッカー・陸上など、フットワークを使うスポーツでよく見られます。特にサイドステップなどの横の動きを急激に行なった際に発症します。内転筋の付着部である鼠径部に痛みが出現し、付着部であるため血行が悪く、回復に時間を要するのが特徴です。

□関節リウマチ

関節リウマチとは体内の白血球が自分自身の細胞を敵とみなし攻撃してしまう自己免疫疾患です。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、女性に多く、男性の３倍と言われています。薬物療法で進行を抑えることが大切です。

□大腿骨頭壊死

大腿骨の骨頭部分に血液が十分に行き渡らず、骨の細胞が死に、骨が衰えていく病気です。股関節骨折や股関節脱臼に続いて発症することが多く、糖尿病やアルコール依存症などによっても引き起こされることもありますが、時に原因が特定できない場合もあります。

※関節リウマチ、大腿骨頭壊死については専門分野でないため、これ以上の詳しい解説は割愛させていただきます。

・お薬の処方
（湿布・鎮痛薬）

・リハビリ
（電気治療・マッサージ）

股関節痛の多くは変形性股関節症で、次いでスポーツなどによる筋肉の損傷がほとんどです。

股関節痛で病院に行くとまずレントゲンを撮り、股関節の状態を確認して治療法を選択していきます。

変形性股関節症は初期の場合レントゲンでは異常が見られないことが多く、湿布や鎮痛薬の処方と経過観察で終わってしまう場合があります。

またスポーツなどによる筋肉の損傷の場合でもレントゲン上では異常は見られませんので同じような処置で終わってしまうことがあります。

痛みが続く場合、リハビリなどでマッサージや電気治療を行うこともありますが、施術内容がマッサージだけの場合思ったような効果が得られないこともあります。

なぜなら股関節の症状を緩和させるにはマッサージのみでなく、股関節の可動域を回復させることも重要だからです。

股関節の可動域の獲得が不十分な場合、通院してもいまいち痛みが軽減せず、その結果困っている方が沢山いらっしゃいます。

変形性股関節症の場合、すり減ってしまった軟骨の再生は現在の医療ではきわめて困難とされているため、いかに早くケアを始めるかが大切になります。

早期の段階でケアすると、股関節の可動域や筋力が保たれるため進行を大幅に遅らせることも可能となります。

スポーツによる筋肉の損傷の場合、スポーツ復帰がゴールとなります。そのため、患部の治療に合わせて他の部位の筋力が落ちぬようにトレーニングメニューをプログラムする必要があります。

しかし、股関節痛はレントゲン上でも異常が見られにくく、病院に行っても経過観察で終わってしまったり、スポーツ復帰までのトレーニングメニューを組むことまではしてくれない場合があります。

適切な処置を怠ると、徐々に症状が進行してしまったり、痛みが長引いて慢性化してしまうことがあります。

大切なことは原因を突き止め、適切な治療法を行なっていくことです。「レントゲンは異常がないと言われたけど股関節に痛みや違和感がある」「リハビリを続けているが効果が得られない」などと感じている方は早めにご相談ください。

特に変形性股関節症の場合、あぐらをかいた時に股関節が左右同じように開いているかが大切です。

また横座りをした時に、左右同じように体重を乗せて座れているかも比べてみてください。もしどちらかの方が動きが悪い、または行いにくいのであれば徐々に変形が始まっていて股関節が拘縮してきている可能性があります。この場合早期の治療開始をお勧めします。

□スポーツによる筋肉の損傷の場合

スポーツで股関節を痛める場合、内転筋もしくは腸腰筋の損傷が考えられます。

内転筋を傷めた場合、股関節を閉じるようとする動きや横へのサイドステップで痛みが誘発されます。

腸腰筋を痛めた場合、腹筋運動や股関節を９０°より高く挙げようとした際に痛みが誘発されます。

それぞれ傷めた筋肉によってリハビリメニューは変わってきます。どちらも原因を突き止め、適切な治療法を行なっていくための臨床経験が大切です。

そのため股関節痛は、医療機関での臨床経験・スポーツによる筋肉の損傷ではトレーナー活動での臨床経験が重要となります。

施術を行ってもらう際はそれぞれ臨床経験のある方の施術をお勧めします。

※　近年、「股関節痛を改善」が売り文句のお店が世の中には沢山ありますが、その裏で毎年、消費者庁に法的な資格制度がない施術者による事故が２００件程寄せられているとの報告があります。
ご自身の身を守るため、まず大前提として国家資格をもつ方による施術をご検討してください。

股関節を痛めると、股関節が拘縮して可動域が低下することで筋力も弱くなり、余計に進行を早めてしまいます。そのため股関節の可動域を獲得することは最も重要です。

整体院H&Bでは手技により股関節の可動域を獲得することで、股関節痛を緩和させます。

股関節痛の特徴として多いのが殿部・股関節前面の柔軟性低下です。股関節前面の柔軟性が低下すると、大腰筋（深部にある腹筋）がうまく働かず、姿勢の保持や運動機能に障害が生じ、股関節への負担を増大させてしまいます。

整体院H&Bでは殿部・股関節前面の柔軟性を高め、股関節への負担を緩和させます。

骨盤が前方に傾くと腰椎が反って反り腰になってしまい腸腰筋がうまく機能せず運動時のマイナス要素になってしまいます。また後方に傾くと、股関節部に掛かる荷重面積が増大するため、余計に負担がかかり、股関節痛を繰り返したり、長引かせる要因となってしまいます。

整体院H&Bでは骨盤から全身のバランスを調整していくことで股関節にかかる負担を緩和させていきます。

初めまして、尾張旭市の「整体院H&B」院長の野本です。
この度は多くの院の中から当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます！

私はお薬やマッサージなどの「その場だけをしのぐ対処法」ではなく、症状の根本から回復させる施術をモットーにしております。

これまで30,000人以上の施術にあたる中で、95％以上の実績でお身体に悩まれる方たちを回復へと導いてきました。 そのため、当院は「不調を改善に導くプロフェッショナル」だと自負しております。

愛知県中から沢山のご来院をいただいており、そんな方たちに少しでも「身体で悩まない生活」をご提案できればと思っております。

お身体でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。